世界のCM 世界の広告

比較広告ってむずかしい。






アメリカです。けっこう前の広告ですけど、
Samsung Galaxy S Ⅲのビデオ。

今年最も見られたYoutube上の広告の4位くらいに入っているそうです。


iPhone 5のために、
アップルストアに長蛇の列を作る人たちを皮肉りつつ、
GalaxySⅢの機能訴求をしているわけですね。

タグラインがポイント。

"The next big thing is already here."

直訳が難しいのですが、
スタンスとしては、


(いや、すごいとか革新的とかいうけど、そんなのここに既にあるよ)
という感じでしょうか。


この広告、比較広告としては非常によくできていると思います。


競合企業をここまでわかりやすく比較できるのは

アメリカ市場の特殊性ではありますけどね。

選挙戦でもう一人の候補をものすごいDisったり、

SUBWAYがビッグマックのアホみたいなカロリーを辛辣に言ったりと、

日本ではJAROだのACだのが出動して、とてもできませんね。






脱線しましたが、とにかく、比較広告として、
機能でいえばこっちの方が優れているというのが非常にわかりやすい。

家電のように機能重視の訴求であれば有効な広告手段だと思います。





ただ、心情として、やはり他社を下と表現するのは、
蓄積される機能イメージとしては宜しくない。



だってそうですよね?人の悪口を言うやつは最後は嫌われますから。




それともう1点、これはAdageなど広告有力誌でも議論に上がっていましたが、


”Appleをライバルと見なすことで、これって結局
Samsungを追随者だと自ら言っているようなものではないか?”という点。




変にAppleを比較対象にすることは、
AppleはSamsungの目の上のたんこぶのように、
常に自分たちの一歩先を言っているということにならないか

だったら、
よそはよそ、うちはうちのスタンスの方がいいのでは?という声もあります。

まあ、昔Apple自身もPC vs MacってCMをやってますけどねw








これが嫌味じゃないのは、恐らくそのやり取りが
コメディタッチで、いい意味で"小バカ" だからですかねぇ...。


だから今回のCMも、直接セリフにするよりは、GalaxySⅢの機能によって、
こんなにスマートに、便利になってるよっていうのを、
iPhoneを使ってトチっている人の横で展開する

とかにした方がマイルドだったのかもしれません。



いや、むしろ辛辣な言葉だからこそ人の耳にざらついて、
残ったのかもしれませんね。

う~ん難しい。



ホントに嫌味にならず、他社よりも優れていることを表現できる機能訴求なんて、
そんなのできんのかなとも思いますけど。
  1. 2012/12/19(水) 16:21:48|
  2. CM 通信
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